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お茶の稽古のこと

茶花を育てるきっかけとなった茶道の稽古は
社会保険センターが全国的にあったころの
カルチャー教室でした
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とっても素晴らしいK先生とE先生に出会い
社会保険センターがなくなってからはK先生のご自宅で
それまで通り仲間たちと続けることができました

ところが一昨年の暮れ近く、K先生が大腿骨を骨折され手術
先生は高齢でお一人暮らしだったため退院後は
ご家族の意向で施設に入所されました 

その後も紆余曲折がありましたが、みんな稽古は続けたいという
強い思いがありE先生にお願いしてこの1月からは
公共施設の一室を借りて再始動になりました

毎月場所の確保のための抽選会があったり
毎回道具を運んだりの煩わしさはあるものの
お稽古を続けられる喜びは格別です

これからもみんなで楽しく続けていけたら嬉しいな・・・

稽古場所から比叡山にかかる虹が見えました(2月4日)
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朝茶事の稽古

茶事(ちゃじ)は茶の湯において、亭主があらかじめ
招いておいた客(少人数3~5人)に対し、懐石(料理)
濃茶、薄茶をふるまい、心を込めてもてなす正式な
茶会です

現在、一般的に茶会と言われているものは、多くの客を
一同に招き抹茶を点ててもてなす集まり「大寄せ(茶会)」
です
寺・神社や催し場などで「○○茶会」とあり、茶券を買って
参加するのはこれですね

茶事も色々ありますが、私の先生宅では盛夏の時期に
「朝茶事」をされます
生徒が各々亭主と客と水屋(言わば裏方)に別れ参加します

夏の茶事は暑いので毎年立礼式(主客共に椅子と机を
使った点前)です

裏千家十一代玄々斎考案の点茶盤と道具
立礼棚


本日の花  矢筈薄 木槿(桃花笠) 桔梗(白)   籠掛花入れ
掛花

本日の主菓子 銘「朝顔」   膳所 亀屋廣房製
朝顔





お茶の稽古 立礼

昨日は雑節の一つ半夏生(はんげしょう)、そしてこの日に
降る雨を半夏雨(はんげあめ)というそうです

降りました  朝は快晴だったのに昼前から
怪しくなり雷雨⚡☔
半夏雨は大雨になることが多いそうです

今日は朝から湿度も高く気温もぐんぐん上昇

本日の稽古からしばらくは立礼です
立礼棚


      センノウ
                仙翁(センノウ)  下野



和菓子のこと

茶席には欠かせない和菓子
花鳥風月・・・

美しい色や形はもちろんのこと私はその銘にも
日本人の感性の素晴らしさが現れていると
心惹かれるものがあります

先週のお稽古には「青梅」
今日は「落し文」です
     
     銘 「青梅」  膳所 亀屋廣房製  本当に「梅の実」に見えます
     青梅  

     銘 「落し文」  同
     
落とし文

「落し文」を広辞苑で調べると
 ①公然と言えないことを記してわざと道路などに落としておく文書
 ②オトシブミ科の甲虫の総称。夏、広葉樹の葉を丸めた中に産卵
   して地上に落とす。
 とあります

この時期ならではの「落し文」と言えば②のことですが、
もちろんお菓子は虫そのもののことではなく、虫が落と
した葉っぱの揺籃(ゆりかご)を模しています

山や森を歩いているとそこら辺に落し文が・・・
何だか楽しくなってきます



お茶の稽古 初風炉

5月に入って初めてのお稽古
今日から風炉に替わったので基本の薄茶お運び
風炉は柄杓の扱いがいろいろ違います

先生は「点前の順序を少し間違ったとしても大したこと
ではない、それよりも道具の扱いを丁寧に」と・・・

しばらく炉に慣れていたので「えーっと・・・」と
思いながらも何とかスムーズにいきました
次に茶箱の「花」をお稽古して終了

今日の茶花は前回同様Tさんがウマノスズクサを
持って来てくださり、オダマキやらフウリンナデシコ
やらシランが加わりました

       お茶稽古2017.0508


       

お茶の稽古 

きのうは先月と同じ炭付き花月
一周目に「花」の札をひき、薄茶点前をしただけで
あとは悠々、お客さんに徹していました

花月はとにかくさっさと進めなければならないので
所作が雑になることがあるので注意、注意・・・と
思いながら。。。

花はシラネアオイ、ホウチャクソウ、イワヤツデを持って
行ったら先生が「シラネアオイなんて貴重だから
一種活けにしよう」と織部の花入れに活けられました
     シラネアオイ 織部

     Tさんもウマノスズクサを持って来られ、これもとっても
     珍しいので楽しませてもらいました
     ウマノスズクサ、ユキザサと紫の花ははてな?
     掛花入れは仏師さんが自宅工房の窯で焼かれたものです
     ウマノスズ草 
     掛け軸ではなくて「掛け軸風カレンダー???」は手違いです(。-_-。) 
     見なかったことに・・・ 

     干菓子は亀屋廣房製  銘「源氏窓」
     大津市の石山寺には紫式部が「源氏物語」を書いたと言われる
     「源氏の間」があります  それに因んで・・・
     源氏窓
   

膳所焼復興百周年記念茶会

膳所焼は遠州七窯の一つで江戸時代初期に
始まり、途中衰退を経て大正8年に復興されました
復興の時に協力された日本画家山本春挙さんの
別荘である蘆花浅水荘(ろかせんすいそう 重要
文化財)もすぐ近くです

私が生まれたのもこの近くで、久しぶりに懐かしい
ところを訪れました

今日のお茶会は濃茶席・薄茶席・点心席です
濃茶、薄茶とも裏千家流でしたが、お道具は
すべて膳所焼さん(表千家)所蔵のもの
それはそれは素晴らしいものばかりでした

私たちは開始から二席目でしたが、裏千家業躰の
高橋宗謙先生とご一緒で、先生の話術で終始
和やかに進みとても楽しかったです

大津は京都の隣なので、あまりスポットライト💡
があたりませんが、誇るべきものはたくさんあります
膳所焼美術館にもぜひおいでください

     茶室
     陽炎園1

     陽炎の泉   水琴窟 音聞こえました!!
     陽炎園2
     陽炎園3

     会記
     会記

     点心
     点心

     記念品
     記念品 膳所焼


お茶の稽古 茶箱 花

今日のお稽古は茶箱の<花>と薄茶平点前
今日は久しぶりに全員そろっての稽古になりました
いつも二点前し、お茶も二服いただきます

私は母の世話をしなければならないので、いつも
先にお点前をさせていただいて、早退します
メンバーの皆さま、本当に申し訳ありません!!(;_;)
お茶の稽古の時間も私にとっては癒しの時間です

      今日の主菓子は「桜きんとん」
           膳所(ぜぜ)の老舗「亀屋廣房」製
           桜きんとん


持参した花はバイモ、ユキザサ、ヒトリシズカです

  ユキザサ(雪笹 ユリ科マイヅルソウ属)
   まだつぼみで開花すると線香花火みたいにかわいいです     
   食用にもなるとか…
   ユキザサ2017.04.16

           ヒトリシズカ(一人静 センリョウ科チャラン属)
            ヒトリシズカ2017.04.16


今週土曜日は「膳所焼復興百周年記念祝い茶会」があり
先生が濃茶席を持たれます     楽しみ。。。
     膳所焼案内状

お茶の稽古 吉野棚

今日は桜に因んで吉野棚での薄茶点前濃茶平点前をしました
少し早いですが、釜は透木釜
お花は胡蝶侘助とクリスマスローズ(黄)を持参しました
Nさんの持ってこられた木瓜とクリスマスローズはとても
よく合いました

茶花には「禁花」というのがあって、西洋の花・名称の悪い花
香りの強い花・棘のある花などです
そういう意味では木瓜もクリスマスローズも×ですが、先生はその辺は
とてもゆる~くていらして(^∇^)正式なお茶席以外はだいたい

主菓子は「桜が咲いた」という名でしたが、こちらの桜はまだまだ🌸
滋賀県も桜の名所はたくさんあって海津大崎は「日本のさくら100選」
にも選ばれています   今年も行けるといいなぁ・・・

   Nさんにいただいた木瓜とクリスマスローズを自宅でも・・・
   (活け方のセンスゼロやね~(。-_-。) )
   木瓜とクリスマスローズ

            お茶の帰り道に見つけた春
        春が来た!







お茶の稽古 炭付き花月

昨日のお稽古は今年に入って初めての炭付き花月
花月はどの札を取るかによって役割が代わるのでドキドキハラハラ・・・
炭手前はあらかじめ当番が決まっているのでその人が「月」の札を取るようにして

私は一巡目の「花」だったので炭手前が終わってすぐの薄茶点前
花月は足の運びも難しくいちいち考えながら歩を進めなければなりません
花月の次には濃茶平点前をして帰りました

持参した花はクリスマスローズ(茶系)とバイモユリ
先生はそれにボケの一枝を加えて活けられました(写真はうまく撮れなかった

クリスマスローズは花友である直子さんから2年前にいただいたもの
バイモユリはまだつぼみですがここまで来るのに苦労しました・・・

        クリスマスローズ
     クリスマスローズ 茶系


        バイモユリ
     バイモユリ 1