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ユリノキ偵察・・・(もずの会番外編)


里山に大きなユリノキ(モクレン科ユリノキ属)が一本あります
この場所に私たち(もずの会)は「ユリノキの坂」と名付けました(勝手に・・・)
http://kakapoyo.blog.fc2.com/blog-entry-47.htmlこちらも参照してください)

去年5月20日に見に来た時にはすでに満開の時期が過ぎていて、天辺付近に
少し花が残っていた程度だったので、今年は早目にと4月30日に行きました
・・・・・咲いていませんでした(・・;)

でもつぼみがたくさんついていたので連休明けにでも再び・・・
ユリノキつぼみ2

ユリノキつぼみ1

ヤブデマリ(藪手毬 スイカズラ科ガマズミ属)が満開   オオデマリの仲間です
ヤブデマリ2

遠くから見るとヤマボウシにも見えました
ヤブデマリ1

高木に絡みつくヤマフジはあまり見栄えはしませんが、これはとってもきれい!!
ヤマフジ

ゆっくりゆっくり散策しながらの3時間、歩数にして12,000あまり・・・
ウグイス、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、センダイムシクイ、サンショウクイ、
アオゲラそしてオオルリにキビタキの美しい声(Fさんがいなかったらきっと
ウグイス以外は識別できなかったでしょう・・・)
いよいよ夏鳥の季節になりました!

おみやげは高枝切りばさみ持参のTさんが取ってくれたコシアブラ
さっそく天ぷらにしていただきました

大きな実


里山倶楽部のTさんから調整池の脇に大きなアケビがたくさん生っている
とお聞きしました  でもちょうど台風の時

台風一過のあと行ってみました

台風でアケビが巻き付いている木が池に向かって倒れています
紫色の実がたくさんありますが、中身は?? 果皮のみそ焼きも味があるとか・・・
残念ながらフェンスが張ってあるので中には入れませんが
アケビ 調整池

アケビ調整池1


こちらはお隣さんのカリンの実です
台風で大半が落ちてしまい残念   もう少し黄色く熟れてから落ちてほしかったとTさん
カリン2

香りも素晴らしいそうですが、渋くてまずいらしい・・・
一昨年は「カリン蜂蜜」にしてたくさんいただきました  
カリン1

センブリ


待ちに待った青空、台風の後センブリがどうなったか気になって
今朝見に行ってきました

台風に耐え、残っていました
センブリ5

可憐なつぼみ
センブリ1


センブリ3


センブリ2

ほとんどつぼみでしたが、朝早かったせい??
センブリ4



青い鳥の谷の花


青い鳥の谷にコウヤボウキとセンブリの花が咲いていると聞き、
一人で行ってみたものの見つけられず ^^)
どちらも見たことがないので事前に調べて行ったのですが、情けない・・・

そこでFさんにSOS   案内していただきました(10月20日)

コウヤボウキ(高野箒 キク科コウヤボウキ属)は最盛期を過ぎており、残念
コウヤボウキ
花は同じキク科のオケラにも似ていますね

センブリ(千振 リンドウ科センブリ属)は薬草として有名で「苦い」ものの代名詞
のように言われるのですがこんなかわいい花が咲きます
センブリ2

センブリはゲンノショウコ、ドクダミと共に三大民間薬と言われています
熱湯に浸し、千回ゆすって成分を振り出してもまだ苦いので「千振り」
健胃薬に使われ、効き目がよく当たる(対応する)ので「当薬」ともいわれるそうです
センブリ3


センブリ1
この株しかないので台風のあとどうなったか心配です   また見に行ってみます

写真、みんなボケています・・・

ナンバンギセル その2


先日のナンバンギセル情報をくださったKさんから同じところで
ススキ刈りをしていたらまとまって咲いていて、種が獲れそうな
ものもあると連絡をいただきました

2017.09.17  台風の合間に見に行ってみました
ナンバンギセルその2 1

2017.09.19  そろそろ終わり
ナンバンギセルその3 1

2017.09.19  花が終わったあと膨らんだところに種が入っています
ナンバンギセルその3 2

2017.09.19  これくらい黒くならないと種は獲れません  1本だけもらいました
この黄土色の粉のようなのが種です  ヤハズススキとギボウシの株元に撒いてみます
ナンバンギセルその3 3

ナンバンギセル


かつて我が家の庭にもあったナンバンギセル
青い鳥の谷にもたくさんあったのに、今年は工事の影響で
その場所に行くことができません

そう思っていたら夫が近所の方からナンバンギセルが咲いている
ところがあると聞いてきたのでさっそく見に行きました
一つの株は小さいもののあちこちに出ていました

ナンバンギセル2


ナンバンギセル1

ナンバンギセル(南蛮煙管 ハマウツボ科ナンバンギセル属)
ススキ、ミョウガ、ギボウシなどの根に寄生する植物です
葉緑素が無く寄主の根から吸収した栄養分に依存して生育するため
寄主が絶えてしまうこともあり、「害草」とされることもあります

名前の由来は16世紀に訪れた南蛮人が使っていたパイプに
似ているところからで、それ以前は「オモイグサ」と呼ばれていたそうです
(うつむきかげんに咲くから??)

私は種で咲かせましたが、種は粉状でヤハズススキの根元に撒いたものの
本当に咲くの??とずっと思っていました


里山散策  植物編

もずの会で散策中に見かけた花木です

まん丸の実がかわいいです   梶の実
梶の実

梶の葉
梶の葉
梶の葉は茶道の風炉の時期(の七夕前後)、「葉蓋点前」に使います
釜の横に置く「水指(みずさし)」の蓋の代わりに木の葉(梶、桐、、蓮、蕗など)を
使って薄茶を点てる点前です

ノブドウ まだ色づいていません
のぶどう

シバグリ 豊作ですね
シバグリ

ツユクサとサオトメバナ(ヘクソカズラ)
ツユクサ&ヘクソカズラ

キョウチクトウ 赤花
キョウチクトウ

かわいい花の名前

この時期、散歩をしているとあちこちで見かける
ヘクソカズラ(屁糞葛 アカネ科ヘクソカズラ属  蔓性多年草)

ヘクソカズラ
こんなにかわいい花が咲くのになんてかわいそうな名前でしょう
葉や茎に悪臭があることからこの名前になったそうですが・・・
私は豪華な花よりこんな花が大好きです


ヘクソカズラ アップ
白い花びらに底が赤・・・どこかでお目にかかりました?
そう、「宗旦木槿」と一緒
http://kakapoyo.blog.fc2.com/blog-entry-111.html

ヘクソカズラに纏わることわざに「屁糞葛も花盛り」というのが
ありました
”臭気があってあまり好まれない屁糞葛でも愛らしい花をつける
時期があるように、不器量な娘でも年頃になればそれなりに魅力
があるということ”   だそうです

これも失礼ですよね、「それなり」ってどういうこと?ですよね


里山散策 花木編

今の時期、森や林を歩いていてもうっそうと
葉が生い茂り、花や実が成っていても見過ごす
こともよくあります

ヤブデマリ
ヤブデマリ

ヤブデマリ実

リョウブ(「もずの会」HPより)
リョウブ

ウワミズザクラの実(「もずの会」HPより)
ウワミズザクラ

アケビ
アケビ

コジキイチゴ  乞食イチゴと書くそうですが中が空洞のことから
        甑(こしき 米を蒸す器)から由来しているらしい   
        美味しくないと・・・
コジキイチゴ

レモンエゴマ   鹿も食べないのでものすごく蔓延っています
レモンエゴマ




ユリノキと野鳥の声

今日も朝から絶好のお天気です
かねてから約束していたユリノキ(モクレン科ユリノキ属)
を野鳥観察のお仲間と見に行きました
自宅から数キロ歩いた林の中に1本だけあります

     ユリノキの花

ユリノキは落葉高木で葉の形が半纏やTシャツ
に見えることからハンテンボクという別名もあります
花期は今頃ですが、ちょっと遅かったのか天辺
近くにしか花は残っていず、ただでさえ花は目だちにくい
のにちょっと残念でした

     ユリノキ2
     
     ユリノキの花2

     ユリノキ1

行き帰りにはシジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、キビタキ
サンショウクイたちのきれいな鳴き声が始終聞こえなが
らも姿はさっぱり・・・
鳥の姿を見るときはじっくり腰を落ち着けて待たないと
いけませんね

     あちこちにタニウツギも・・・
     タニウツギ

散策の最後には大きなシマヘビ🐍に遭遇!!