天寿を全うする
庭の枝垂れ桜が散り始めた7日朝、母が亡くなりました
’18.04.09撮影

(この枝垂れ桜は母が買ってくれたものです 亡くなる前日に体を起こして見せたら
なぜだか「♪こがねむしはかねもちだ かねぐらたてた くらたてた♪」と歌いました)
2年半前に主治医から「心臓は限界、突然死もあり得る」と言われていましたが、私の家に
引き取ってから2年、心不全の発作を起こすこともなく穏やかに過ごした末の老衰死です
自宅で看取ることの不安もありましたが、最期は私と甥(母のことを尊敬してやまない大切な
初孫)に手を握られて静かに息を引き取りました
前日には私に、数時間前には甥にはっきりと「見守っているよ」と言ってくれました
従軍看護婦としてフィリピンルソン島に赴き、九死に一生を得て帰ってきた母
父と出会い、何もないところから二人で築き上げ私たちを育ててくれました
今年に入って一日の睡眠時間が長くなり、「ありがとう」や「天国、神様、仏様」
「お父さん、お母さん」などの言葉が多くなってきたので、私も少しずつ気持ち
の整理を始めました
亡くなる前日にはそれまでほとんど父のことは言わなかったのに「お、じ、い、さ、ん」
(父のことをそう呼んでいました)と言って私をびっくりさせました
父は2年前の4月11日に亡くなっていますが、迎えに来てくれたのかな・・・と
年をとるということはどういうことなのか、その切なさ、寂しさを教えられました
そして母は老衰死を身をもって見せてくれました(父は苦しんだ末の病死です)
今はただただ悲しく、寂しく、辛いですが明るかった母を思い、元気を取り戻したいです
ブログが滞りがちな時にもご訪問くださったみなさま、ありがとうございます
コメントをくださったみなさま、返事が遅くなり申し訳ありませんでした
今後ともよろしくお願いいたします
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コメント
願わくば桜の
見事に咲いた枝垂れ桜は、お母さまの思いが込められてこんなに美しく咲いているのですね。
最後に感謝の気持ちで旅立たれたお母さまは、素晴らしいです。
最後に残る感情が、大事な人への愛や感謝であってほしい。自分の最後にも是非そうありたい、という願いでもあります。
生きていることに感謝して、周りの人たちに感謝して今を大事にしていこうと改めて思っています。
オッコさんが一番おつらい時なのに、かえって、私の方が励ましてもらいました。
お母さまを充分に見守ってお世話なさったオッコさん、本当に素晴らしいです。お父さまお母さまと共にオッコさんのブログがあるように感じています。オッコさんを通じて、いつもお二人の存在をブログに感じています。
オッコさん、これからも、どうぞよろしくお願いします。楽しみにしています。
2018-04-12 18:17 蓮の葉 URL 編集
Re: 願わくば桜の
優しい優しいコメントありがとうございました。
蓮の葉さんが言われるように私も最後に残る感情が愛や感謝でありたいです。
母にキツイことを言ったり、怒ったりもあった2年間でしたが、大切な大切な
時間でした。
花が大好きでガーデニングのイロハを教えてくれた母ですので、
これからも庭仕事に勤しみ、ブログにUPしていきますのでこちらこそ
よろしくお願いします。
2018-04-12 19:55 okko URL 編集
こんばんは。
でもお母様は穏やかに天寿を全うされたご様子でなによりでした。
お母様のご冥福を心よりお祈りいたします。
感謝の言葉が増えて・・など素晴らしい終焉だと思います。
お母様、桜と同じように、桜の頃に見事に散られたことですね。
okkoさん、お寂しい事でしょうけど、元気を出して下さい!
2018-04-12 21:42 miyako URL 編集
No title
私もまだ、多分同年代の母を抱えている身なので、できれば、そういう最後であってほしいと願っているところです。
寂しい日が続くと思いますが、好きな園芸とかに、助けをもらい、早く元気になってくださいね~。
2018-04-12 22:31 つばきやま URL 編集
Re: こんばんは。
miyakoさん、ありがとうございます。
今年の桜が早かったのも何か母とつながりがあったのかなぁ・・・
なんて考えています。
「誰もがいつかは死ぬのだから嘆き悲しまないで」と母は
繰り返し言っていたのであまりメソメソ(いい年をして・・・)
しないようにがんばります。
2018-04-13 19:11 okko URL 編集
Re: No title
つばきやまさん、ありがとうございます。
この2年間、母を穏やかに見送ることだけを考えていたので、
これでよかったと思っています。
今日も悲しくて仕方なくなったので、庭に出て花を愛で、
土を触って気を紛らわしたので大丈夫です。
お母さま、大切になさってくださいね。
2018-04-13 19:20 okko URL 編集
No title
覚悟してても、やっぱりそのときは突然やってきますね。
甥御さんと一緒に、お見送りできて何よりでしたね。
心安らかにお父様のところへ行かれたことでしょうね。
私も母を亡くした時、悲しいという言葉の意味を初めて知った気がしました。
今でも悲しく寂しいですが、父は庭に、母は台所に
いつも私と一緒にいる気がするんです。
お母様は、きっとおっしゃった通り、見守っていてくださるでしょう。
いっぱい悲しんだら、元気を出して、笑顔を取り戻してくださいね。
心よりご冥福をお祈りします。
2018-04-13 23:15 amocs URL 編集
No title
そうだったんですね・・・
今年は桜が例年より一週間早く咲いて満開になったら
お母様にも見せてあげられたんですね。
毎年桜を見てお母様とお父様のこと、思い出す季節になりますね・・・
心よりご冥福をお祈りします。
2018-04-14 09:55 あとほ URL 編集
言葉がでません・・・
最期に一緒に過ごせて、オッコさんも幸せだったのではないですか。うまく表現できませんけど・・・・・・でも寂しいですよね。悲しくて寂しくて。自分の歴史を全部知ってくれている家族を失うのは、もう心がちぎれるぐらい悲しいこととお察しします。ちゃんとお泣きになりましたか?我慢しないでくださいね。
変な文章になり申し訳ありません。心からお悔やみ申し上げます。
2018-04-14 10:58 へっぢほっぐ URL 編集
Re: No title
amocsさん、本当にありがとうございます。
私も父と母がそれこそ「千の風」になっていつも
そばにいてくれるような気がします。
まだまだ悲しいばかりですが、そんな時は庭に出て
母と会話しています。
周りの人達は私が介護ロスにならないか心配して
くれています。でも大丈夫、もうすぐ元気になりますね。
2018-04-14 17:40 okko URL 編集
Re: No title
あとほさん、ありがとうございます。
母は漠然とまだ大丈夫・・・と思っていたのに、
父と同じ4月に逝ってしまいました。
2年前に桜は私にとって特別なものになりましたが、更にです。
母の戒名には「桜」の字が入りました。嬉しいです。
またボチボチブログを再開しますので今後とも
よろしくお願いいたします。
2018-04-14 17:48 okko URL 編集
Re: 言葉がでません・・・
ありがとうございます。まだまだ涙は枯れることがなく出てきます。
2年前に自宅に引き取った時からいつ何時・・・とずっと覚悟はして
いましたが、やはり辛いです。
でも本当に幸せな2年間でした。親孝行をさせてくれたのですから。
「自分の歴史を全部知ってくれている・・・」そうですね、これは
親しかいませんもの・・・。
いい年をして甥に「孤児になってしまった・・・」と言いました。
暖かいお言葉をありがとうございました。
2018-04-14 19:40 okko URL 編集
No title
お母様のご逝去、心よりお悔やみ申し上げます
お母様も思い残すことが無かったと思います。
知人の看護婦さん、従軍時代の事を思うと何も怖いことはない!!
度胸があって優しくて、苦労したことは何も言わなかったです~~
お母様もきっと優しかったと思います!!
今頃はお父様と談笑なさっているでしょうね?
おっこさん、元気を出してくださいね?
2018-04-16 13:55 ぶらっくこーひー URL 編集
Re: No title
ありがとうございます。
母も同じように「何も怖いことはない」といつもいつも
言っておりました。それだけ過酷な体験だったのですね。
もう父と会っていると嬉しいです。早速、口げんかしてるかも
しれません。
両親がいなくなるということは、自分の足元が揺らいでしまうような気
すらしますが、いつかは通る道。
元気出しますねー。
2018-04-16 16:32 okko URL 編集